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平成30年度青森県教員採用試験別解について
平成30年度青森県教員採用試験解答解説
大問1
大問2
大問3
大問4
大問5
大問6
4.図のような
1
辺の長さが
a
の正四面体
A
B
C
D
の体積を
V
,表面積を
S
とする。 次の(1)〜(3)に答えなさい。
(1)体積
V
を求めなさい。
解.
頂点
A
から
△
B
C
D
に垂線
A
H
を下ろすと点
H
は
△
B
C
D
の重心と一致する。
「三角形の重心の特徴」
三角形の頂点と,その対辺の中点を結ぶ
3
つの線は
1
点で交わり, その点は
各中点を
2
:
1
に内分する。
頂点とその対辺の中点を結ぶことを中線といい, この点のことを
三角形の重心
という。
△
B
C
D
より
C
M
=
D
M
=
1
2
B
M
=
√
3
2
a
(
三
平
方
の
定
理
)
※ 三平方の定理
30°,60°,90°
の直角三角形になるので
1:2:\sqrt{3}
\begin{align*} BH:BM&=2:1 (三角形の重心の定理)\\ \end{align*}
※ 三角形の重心の定理
三角形の3つの中線は
1
点で交わり、その交点は中線を
2:1
の比に分ける。
\begin{align*} BH&=BM×\frac{2}{3}\tag{1}\\ &=\frac{\sqrt{3}}{2}a×\frac{2}{3}\tag{2}\\ &=\frac{\sqrt{3}}{3}a\tag{3}\\ \end{align*}
よって高さ
AH
は
△ABH
について三平方の定理より
※ 三平方の定理
c^2=a^2+b^2
\begin{align*} AH^2&=a^2- \left( \frac{\sqrt{3}}{3}a^2 \right) ^2\tag{4}\\ &=a^2-\frac{1}{3}a^2\tag{5}\\ &=\frac{2}{3}a^2\tag{6}\\ AH&=\frac{\sqrt{6}}{3}a\tag{7}\\ \end{align*}
正四面体の体積=底面積×高さ×
\large\frac{1}{3}
\begin{align*} V&= \left( a×\frac{\sqrt{3}}{2}a×\frac{1}{2} \right) ×\frac{\sqrt{6}}{3}a×\frac{1}{3}\tag{8}\\ &=\frac{\sqrt{2}}{12}a^3\tag{9} \end{align*}
\begin{align*} \underline{\large∴V=\frac{\sqrt{2}}{12}a^3} \\ \end{align*}
別解.
1辺がaの正四面体の体積は1辺が
\frac{\sqrt{a}}{2}
である立方体から「縦,横,高さが全て
\large\frac{\sqrt{a}}{2}
である直角三角錐」を4つ引いたものなので
\begin{align*} V&= \left( \frac{a}{\sqrt{2}} \right) ^3-4×\frac{a}{\sqrt{2}}×\frac{a} {\sqrt{2}}×\frac{1}{2}×\frac{a}{\sqrt{2}}×\frac{1}{3}\tag{10}\\ &=\frac{a^3}{2\sqrt{2}}-\frac{a^3}{3\sqrt{2}}\tag{11}\\ &=\frac{\sqrt{2}}{4}a^3-\frac{\sqrt{2}}{6}a^3\tag{12}\\ &=\frac{\sqrt{2}}{12}a^3\tag{13}\\ \end{align*}
\begin{align*} \underline{\large∴V=\frac{\sqrt{2}}{12}a^3} \\ \end{align*}
また、体積が求められれば高さも求められる。正四面体の底面積は
a×\large\frac{\sqrt{3}}{2}a×\large\frac{1}{2}
=
\large\frac{\sqrt{3}}{4}a^2
なので
\begin{align*} \frac{\sqrt{2}}{12}a^3&=\frac{\sqrt{3}}{4}a^2×h×\frac{1}{3}\tag{14}\\ h&=\frac{\sqrt{2}}{12}a^3×\frac{4}{\sqrt{3}a^2}×3\tag{15}\\ &=\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}a\tag{16}\\ &=\frac{\sqrt{6}}{3}a\tag{17}\\ \end{align*}
\begin{align*} \underline{\large h=\frac{\sqrt{6}}{3}a}\\ \end{align*}
(2)図の正四面体に内接する球の半径を
r
とするとき,
\large\frac{1}{3}rS
が成り立つことを示しなさい。
解.
正四面体
ABCD
に内接する円の中点を
O
とする。
正四面体
ABCD
は点
O
を頂点として,
△ABC,△ACD,△ABD,△BCD
を底面とする
4
つの合同な三角錐に分けられる。
4
つの三角錐の高さは全て
r
なので
\begin{align*} V&=(△ABC+△ACD+△ABD+△BCD)×r×\frac{1}{3}\\ &=\frac{1}{3}rS\\ \end{align*}
\begin{align*} \underline{\large∴V=\frac{1}{3}rS} \\ \end{align*}
(3)図の正四面体に内接する球の半径
r
と体積
V'
を求めなさい。
解.
\begin{align*} S&=(△ABC+△ACD+△ABD+△BCD)\tag{18}\\ &=4×a×\frac{\sqrt{3}}{2}a×\frac{1}{2}\tag{19}\\ &=\sqrt{3}a^2\tag{20}\\ \end{align*}
(1),(2)より
V=\large\frac{1}{3}rS
だから
\begin{align*} \frac{\sqrt{2}}{12}a^3&=\frac{1}{3}r×\sqrt{3}a^2\tag{21}\\ \frac{1}{3}r&=\frac{1}{\sqrt{3}a^2}×\frac{\sqrt{2}}{12}a^3\tag{22}\\ r&=\frac{\sqrt{6}}{12}a\tag{23}\\ \end{align*}
\begin{align*} \underline{\large∴r=\frac{\sqrt{6}}{12}a} \\ \end{align*}
\begin{align*} V'&=\frac{4}{3}{\pi}r^3\tag{24}\\ &=\frac{4}{3}{\pi}× \left( \frac{\sqrt{6}}{12}a \right) ^3\tag{25}\\ &=\frac{4}{3}{\pi}×\frac{6\sqrt{6}}{1728}a^3\tag{26}\\ &=\frac{4}{3}{\pi}×\frac{\sqrt{6}}{288}a^3\tag{27}\\ &=\frac{\sqrt{6}}{216}{\pi}a^3\tag{28}\\ \end{align*}
\begin{align*} \underline{\large∴V'=\frac{\sqrt{6}}{216}{\pi}a^3} \\ \end{align*}