瑞楽園について
瑞楽園は、大石武学流枯山水庭園で、津軽藩政時代に高杉組の大庄屋を代々つとめていた対馬家の書院庭園として造られた。
明治時代の庭師で、武学流の造園では第一人者といわれた高橋亭山が15年の歳月をかけて造った庭を、亭山の門人が増改築。2度に渡る工事で完成。
築山を築き、巨石を組み、枯滝や枯池を配して石橋を架けるなど、当地方に伝わる武学流庭園の造庭技法が良く残されている庭園。庭内には江戸時代後期のかや葺農家住宅も残っており、
現在は青森県の国指定名勝にも登録されている。


柳宗悦
瑞楽園には数多くの民藝品が飾られている。
日本で民藝品が飾られるようになったきっかけは柳宗悦にある。
1925年に民衆的工芸品の美を称揚するために「民藝」の新語を作り、民藝運動を本格的に開始する。
1936年、日本民藝館が開設されると初代館長に就任。1961年に72年の生涯を終えるまで数々の展覧会や各地への工芸調査、執筆活動などを展開した。

映画の舞台

2013年6月に公開された映画奇跡のリンゴの撮影場所としても使われている。
瑞楽園敷地内にある旧對馬家の中で撮影が行われた。